頭の大きなクジラ

 ここ数日というか数週間頭が重たくぼんやりとしている。それはずっと前からそうだったような気がする。そうだった、というのは数週間前のことなんてもう頭からほとんど消えていて曖昧な印象しか残っていないからだ。忘れっぽいのだ。この忘れ癖をどうにかできたらぼくはもう少しまともな人間になれるんじゃないかと長い間、断続的に思っている。
 それで、そんなことはどうでもいい。ぼくの頭が常人よりも少し調子が悪いことなんて。
 問題は、頭の調子が上がらないのにかこつけてなにもしないでノートPCのディスプレイに向かい続けているこの数週間の間の現実だ。
 まったくなにもしていない訳ではない。ゲームの話を考えたり、少し新しい言語に手を出してみたりはしている。しかしこれではまったく足りていないのだ。家にいる時間の大体をぼんやりとほとんどなにも考えない状態でインターネットをしている。そしてときどき作業をする。これではいけない、もっと集中してやらないといけない。twitterをしながらだとかフィードを消化しながらとかではなく、数時間集中して作業をしないといけない。とは思うのだけどどうしても体と脳が動きたがらないのだ。まあこんなのは言い訳で、要はやる気がないんでしょ。とかそういう風にいわれてしまう類いのものだ。まったく情けない状態である。
 それで、これを書いてどうしようかといえば、別にどうもしようと思っていない。これを書くことによってだめな自分と向き合い、奮起をさせようと思っている訳でもない。なんとなく、作業をするのがつらいから、向き合いたくないから書いているだけなのだ。なにもしていないより、なにかを書いていればそれなりに何かをしたような気分になれるし。本当は、ゲームのシナリオを書かないといけない。それは頭の一部では十分わかっているのだけど、他の大部分は面倒くさがっている。一応、言い訳的に絵を描いてくれる人が見つからないからだと自分に言い聞かせている。言い訳なのはわかっている。じゃあ早く見つければいいのだけど、誰にでも頼むわけにはいかない問題だから困っているのだ。適当な人に頼んで途中で放り投げられては困るし、そうでない人を見つけるのは難しいし……と考えて、動けなくなっている。


 一年ぐらい積極的にそういうことをしないで誰かと遊んで過ごせたらいいなと思っている。時期が悪いからそれもしにくいのだけど。高校生だし、今年は受験だ。来年だったらどうにかなりそうだけど、1年待てるほどぼくは気が長くない。だったら、高校をやめればいいのだけど、そうするほどの決断力と行動力は持っていない。
 どうしようもないのだ。この自分は。


 言い訳の日記でした。読んでて苛々したでしょう?